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簡単な熱シミュレーション その2

「長さ1m、温度20℃の金属棒の両端を0℃に固定して放置したとき、

棒の温度がどのように変化するか?」

stick

まずはこの問題を数学的な問題に言い換えます。

まず、熱の移動は棒の中でのみ起こるとし、空気や棒の置かれた机等から熱が伝わったり、逆に逃げたりはしないものとします。

すると、熱の移動は左右方向にしか起こりませんから、棒の中心に数直線xを取り、左端をx=0、右端をx=1とすれば棒の温度はxと時刻tの函数u(t,x)で表すことができます。

熱の移動はよく知られているとおり、[display]\frac{\partial u}{\partial t}=c\frac{\partial^{2} u}{\partial x^{2}}[/display]という偏微分方程式で表されます。ここでcは棒の材質によって決まる定数です。

また、初期条件は[display]u(0,x)=20[/display]境界条件は[display]u(t,0)=u(t,1)=0[/display]とします。

簡単な熱シミュレーション その1

これから数回に分けて、数値シミュレーションとはどのようなものかを説明してゆきます。

考える問題は、

 

「長さ1m、温度20℃の金属棒の両端を0℃に固定して放置したとき、

棒の温度がどのように変化するか?」

 

という非常に単純なものです。

棒

数値シミュレーションとは、実際にこのような棒や両端を0℃に固定できる装置を用意することなく、

この問題の答えをコンピュータ等によって導き出すことです。

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